今日もまたこの世からBB30を一つ消す作業。
新しい中古のフレームを入手したのでスリーブを入れます。

作業するためにフレームは逆さになった状態です。
BB30は今となっては懐かしいですね。まだこのシステムを使ってる人っているのかな?


フレーム自体は10年前に購入されて殆ど使われていないみたい。
ただBB30のハウジングには使用に伴う外輪とフレームハウジング間の面同士の打痕と、ハウジングの
角にも打痕あり。
元々自転車屋さんで組まれていたものらしいく方々に変な痕跡はなく、ハウジングの角の打痕は元々あった
のかもしれません。

いつもはFSAのスリーブを使いますが、今時代は入手先も限られて為替の影響もあって高騰しているので
今回は安価なタンゲのスリーブを使います。黒アルマイトがイイネ!

緩いというレビューがいくつかありましたが確かにちょっと緩い。初手が素手で入りました。
これ以上入れるのは難しいですが、FSAよりは明らかに緩いです。

治具を探し出して全ネジ棒で引き込みます。
緩いなあ。

半身が入ったところでFSAのスリーブに付属していたロックタイト609を塗布します。
ロックタイト609は日本の代理店ではいまだに扱っていないようですが、一般的な高強度タイプで
代用できると思います。

あっけないほど簡単に出来ました。FSAだと初手で真っ直ぐ入れるのが難しいのですが、タンゲは
初手が素手でいけるので失敗しにくいですね。緩いのは気になりますがロックタイト入れれば大丈夫っしょ。
あーそうそう。スペシャがBSAに戻したそうで。まぁBSAで何の問題もないしメリットが多いから当然の流れ。
振り回されたユーザーが常に困るんですよ。規格が変わるだけでリセールバリューが落ちるし前規格の
パーツもすぐ手に入らなくなる。
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