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SRは長らくダンモトのチタンサイレンサーを使っていましたが、最近気分転換にリバースコーンに交換しました。
リバースコーン自体は中華の安い非分解の製品を分解できるようにしています。

20230328_001.jpg

ダンモトのこれも非分解で、リベットを外しても分解できません。
実は内側のパイプにパンチングメッシュが小さくスポット溶接されているので、分解するにはリューターを突っ込んで溶接部をチマチマ削る必要があります。


20230328_002.jpg

リバースコーンは中華の安いものとgoodsのものとありますが中身は別物です。
リベット留め前提でコーンの内側が粗雑な造りなので、分解できるように「ネジ化」するときには恐らく少し修正が必要になります。
さらに中華は消音材が非常に少ないうえ、パンチングメッシュのインナーパイプの長さが微妙に足りていないので隙間から排気が飛び込んで消音材がすぐ吹き飛びます。なのでペンチなどを使ってパンチングメッシュのパイプの先端をサイレンサーの内径まで広げると良いです。


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はてさて、ダンモトのサイレンサーは本来そのままだと爆音ですが、私はバッフルを入れて車検を余裕でパスできるほど消音しています。今回は消音について書こうと思います。


61n9h3XkV-LAC_SL1480_.jpg
20230328_03.jpg
通常は画像のようなバッフルを1個入れますが、これは消音になりません。
イラストにも記載しましたが、ワントラップ構造とはいえ結局は出口を絞っているだけに近いです。
原付程度なら効果はありますが250ccを超えると効果が薄れます。特に単気筒はきついです。


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20230328_05.jpg
かといってパイプを伸ばしてもデッドスペースが出来るだけであまり効果が無く音質が変わる程度。


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20230328_06.jpg

なのでバッフルを対向で使います。たったこれだけでかなり静かになります。
膨張室が一個できるだけで随分と違いが出ます。
抜け(通過面積)が確保できているかは出口口径に対して各々の穴の面積を計算すればOKで、バッフルの横穴を結構塞いじゃっても意外と通過面積が確保できることが分かるかと思います。

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20230328_09.jpg
リバースコーンの方はそのままだと直管レベルの音量なので、適当な廃材でテーパー型の消音システムを作ってあります。スーパートラップのE.A.Rと同じタイプです。
排気が比較的スムーズなのと口径を大きくしやすいメリットがありますが、明確に大きな膨張室が形成されるわけではないので先の対向バッフル式よりも音量は小さくできません。いわゆる”ストレートサウンド”が色濃く残る感じになります。
※ネタ元のスーパートラップE.A.Rの場合は、この先で側方排気で更に消音されるのでものすごく静かになります。


20230328_10.jpg
あとは排気が高い流速で飛び込んでくるので上記イラストのあたりの消音材が抜けやすいと思います。
頻繁なメンテか対策が必要になりそうです。


以上です。
単に音を下げるなら出口の口径を10mmとかに絞っちゃえばいいけど、それだと回らなくなります。
性能をある程度確保しつつ音を下げたいと考えている人のヒントになれば幸いです。
 
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