表の裏が裏であるように、裏の裏は表である
      
魑魅魍魎としたBB規格ですが、基本的には24mmと30mm軸しかありません。(LOOKのZEDを除く)

24mm勢の中では左側が22mmになっているGXPが異端ですが、22mmになっている意味を理解していれば
問題ないかな。


1609bb-standard.jpg

BB30
最近めっきり減ってきたBB30。減った理由は耐久性の問題があるからでしょうか。
アルミシェルに直接ベアリングが入っているため経年使用で緩んできます。
実際の経験ですが、5000km足らずで嵌め合いが緩くなっていたのには驚きました。
重圧入だったら問題ないのに軽圧入なんですよねこれ。
昔のナロードの流れを汲みつつQファクターも減らせる優秀な規格だったはずなのにどうしてそうした。
派生版としてスペシャライズドのOSBBがあります。OSBBは左右数ミリほどフレームが出っ張ってます。
カーボンシェルにベアリングを圧入するもんだから異音祭くぁwせdrftgyふじこlp

PF30
BB30の改善版で、樹脂カップを介した仕様です。異音問題から開放されました。
ただし左右で2mmほどツバが出るのでクランクを選びます。ほとんどのクランクで問題ないでしょうけど、
PF30自体が少数派なので情報が少ないのがネック。
シェル幅が短いので30mm軸クランクの互換性が高い。30mm軸クランクの中では一番ユーザーフレンドリー
だと思います。

BB86
シマノ規格。24mm軸の圧入版&ついでにワイドシェル化。そんだけ。
ホローテック2クランクの軸長を目一杯使う規格です。
要するに今までのねじ切りのアウトボードBBをフレームの中に入れ込んだようなもの。
軽量化になり、旧来の24mm軸クランクがほとんど使えるとかなんとか。
フレームのBB周りの剛性を上げられるメリットがあります。そんなのいらないけど。

BB90
24mm軸。トレック規格。BB86をもっと広げてやったぜヒャッハー!
…だと思うじゃん?違うんだなこれが。クランク軸長は86mmまでなので、左右2mmほどフレームが
張り出してるだけです。なんでそうしたのかわからんけどセールス上のことだと思います。
確かBB86の前からある規格です。
フレームが最大級に張り出しているのでクランクを選びます。この規格、もうやめればいいのに。

BBright
サーヴェロ規格。BB30の左側だけちょっと広げたの。
異音が出そうだけどあんま聞かない。みんなアダプター入れて24mm軸で使っちゃうから?
この規格、もうやめればいいのに。


さて、決まりきったBB86と独自規格は置いておいて。
30mm軸用のフレームを買ったら何をするべきか。

1609fsa-bb30.jpg

↑これね。これに限ります。BSAスレッドにするアダプター。別名:永久スリーブ。
画像のものはBB30用です。
私はBB30のフレームには全部これ突っ込んでます。様々な問題から開放されます。
ただし24mm軸専用BBになります。(ROTOR 3D+、3DFのみ30mmながら使用可)
ちなみにこのスリーブはBB30派生版のOSBBにはすんなり使えないそうです。緩いんだとか。

1609fsa-pf30.jpg

↑こっちはFSAのPF30用。なぜか高価なのは需要が少なめだからか?


1609tripeak-pf30.jpg

↑なお私はPF30にはTriPeakのアダプターを使ってます。理由は比較的安価で軽いから。
とても優秀だけど供給が不安定っぽい。残念だ。


色々なコンバージョンBBがありますが、さっさとスレッドに替えるに限ります。
あのメーカーのBBが異音が出にくいとかアレが互換性どうとかホレタハレタとか関係ねぇになります。
旧来のBBをブッ込んでおしまいだもん。ランニングコストも掛からない。
永久スリーブを入れるとリセールバリューが気になるかもしれませんが、そんなに変わらないどころか
歓迎されるのでは?

確実に回ってくれさえすればいいんだから、こんなものでストレスを抱えないほうが良いです。
FSAが孤軍奮闘中ながら30mm軸クランクも減少中なので、30mm軸のことは忘れてOK

             ==========追記==========

なんでBBの話をするかというと、最近また異音対策をしたコンバージョンBBなるものが出ているわけ
ですが、そんなもの入れるより普通にスリーブ入れなよって思ったから。
規格が難解なせいもありますが、マトモに解説しているインターネッツも無いせいで(というかメーカーが
しっかり解説するべき)、自己整備で恐ろしいことをする人が増えてる。

<例1>
GXPの締め込みが硬いからって締め込み切らない人や緩める人。ダメですそれはダメ。
GXPは締め切ることで左右位置を固定するので、緩めたら大変なことになります。
締めが硬いのはREDなどのチタンアクスルのモデルのみですが、素材の関係でそういう設計になってる
だけです。

<例2>
FSAのK-FORCE-24mmクランクにシマノ用のアダプターを取り付けて、「回転が悪い」って緩めてた事例。
そもそもK-FORCEは特殊で、シマノより軸長が短いクランクです。
だからシマノ用のアダプタつけたら回転が渋くなるわけ。締め込みももちろん緩めたらアカン。
左クランクのスプラインがガタガタに緩んでしまって廃棄に。
24mm軸だからって全部がシマノと同じだと思わないでください。

<例3>
PF30の施工例ですが、SRAMの樹脂製のスレッドアダプターを付けた車両で、BBを外したあとに再度
ねじ込めないからってタップを立てるショップがいくつかあるようです。が、それはやってはダメです。
SRAMの樹脂アダプターは「BBを取り付けてからアダプターごと着脱するもの」です。説明書に書いてある。
車体につけて初めてがっちり固定されるものなので、それをタップでさらったら緩んじゃいます。


上記3例は今回解説しているBBとは直接関係ないことばかりですが、規格の複雑さ以前に認識と知識
不足が招く悲劇について言っておきたかった。よく分からないなら尚更黙ってスリーブ入れとけ、です。
 
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