表の裏が裏であるように、裏の裏は表である
      
シリンダーヘッドに湧いた汚いアルミサビをブラスト無しで綺麗にする技を研究開発しました。

ブラストしてもいいけど…アルミナとガラスビーズが必要になるし、手間だし、いち個人だと使用頻度が
少ないから導入しても肥やしになるんですよね。昔設備持ってましたけど捨てましたもん。

150826_0781.jpg

手前が元の状態に近いもの、奥が今回の技を使ったもの。


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左が処理後、右が処理前。


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同じく左が処理後、右が処理前。
なおタペットキャップは旋盤でさらって綺麗にしたので今回の技とは関係ありません。


150826_0783.jpg

フィン横あたりの深いサビは若干残っていますがそこそこ綺麗になりました。


150826_0780.jpg

さて解説です。まず準備するものは以下。

 ・自転車ブレーキワイヤーないしバイク用ステンレスワイヤーの切れ端
 ・リューター(コレットを締められる普通のもの。ビットを差し込むだけの簡易なものは×)
 ・ステンレスワイヤーブラシ
 ・クレ ラストリムーバー
 ・重曹



150826_0788.jpg

まずは自転車用のステンレスワイヤーを切ったものをリューターに咥えて、グルグル回してサビを取ります。
相手はデコボコの鋳物なので、ただなぞるように取るだけではダメで、表面に押し付けたり叩いたりする
ようなイメージで使います。シリンダーヘッドのアルミは非常に硬いため、わりとガンガンやってOKです。


150826_0789.jpg

仕上げにクレのラストリムーバー。要するにリン酸です。
原液で塗布し、ステンレスワイヤーブラシや先のリューターブラシで軽く擦っていきます。
リューターでムラが出ていても全体的に綺麗になっていきます。
酸なら何でも良いというわけじゃなく、サンポールの塩酸は灰色化してしまうし素材の酸化が強いので
リン酸がいいと思います。

全体に擦って綺麗になったら重曹を溶かした液に3分くらいドブ漬けして水で洗浄します。
キッチンハイターでも構いませんが、重曹の方が中和作業に適しているようです。
取り出して洗浄した直後は僅かにグレーに曇りますが、乾燥後しばらくすると落ち着いてきます。

■ 注意点
・必ず見えないところやテストピースで事前にテストすること。
・柔らかいアルミの場合は無用に傷つかないようにブラシ硬度の調整を。
・ラストリムーバーの説明書きにもありますが、アルミをリン酸に晒しすぎないこと。
・重曹液に晒しすぎないこと。
・新品に戻るわけじゃなく、中和しても多少活性化しているので新品よりは多少錆びやすくなる点を理解すること。


以上です。ブラストより手間も時間も掛かりますが、比較的簡単で安全に落とせるのでお試しあれ。
 
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