VTR1000SP-1のローダウンリンクを作りました。

プリロードを最弱にしておけば足つきは悪くないんですけど、プリロードを最弱から2段まで上げないと
コーナー進入時のピッチングがひどくて面倒くさい。んで2段上げたら足つきが少し犠牲になってくる。
体重56~58kgに対してバネレート自体もちょっと低い気が。硬いって意見も多いけど個人的にはVツインの
エンジン挙動に対して相当柔らかい方じゃなかろうか。ドゥカは結構カチカチだったと思います。
乗り心地だけで言えば硬い方だと思うけど基本的にレーサーだしエンジンも特殊だからねえ。

2017Sの丸棒を削り出してピローエンドを付けます。
三本中の長い2本がピロ用で、短いものは車体側に付けるディスタンスカラーです。
本来ならピロ棒は片側を逆ネジの逆ピロにするんですが今回は両方正ネジで。
これのために逆タップ買うの嫌だし、逆ピロ高いし、万一緩んだときにも両方正ネジの方が脱落しにくいし。
調整時はテンション抜くためにリアを上げなきゃいけないので作業性も大差ないでしょってことで。

2017Sは腐食が早いので缶スプレー適当に塗装。


純正に対して少し重くなりましたが気にしない。
こんなのより服装や持ち物の重量を気にした方がいいんで。
あーあとナットはスチールの薄型ナットです。こういう場所にステンレスを使うとすぐ緩むので使いません。
そのまま付けたらピロの厚みぶんボルトの長さが足りない…w
あと缶スプレー塗装があっさり剥がれましたね。
塗膜の強さもですが缶スプレーは相当重ねないと厚みが出ないので仕方ないです。

掛かり代はあるものの危険なのでボルトを調達しました。

品番はこれ。元々はCB1300用です。
汎用ボルトは使えない箇所だし、純正の中から丁度よいサイズかつ安いものを探すのは結構
面倒くさかった。


軽量加工されていて凝ってるのになんと300円程度しかしません。汎用ネジより安い。
てかホンダのネジ安いよね。

セッティングは1.5cmダウンで計画通りプリロード2段上げ。
2段上げで1Gの沈み込みが減るので静的には車高は同程度。でも走行中はリアの車高が上がった感じ。
狙い通り挙動はかなり改善しました。プリロードをもう1段上げてもいいかも。
本来VTR1000SP-1は純正より1~2cmリアが上がった状態が理想で、そもそもそういう設計になっている
ものを市販に際して公道用に少し下げているようです(レバー比に関してもプログレッシブレートを高めて
あります、これは個人的に好みではない)。実際1.5cmくらい上げると大化けするので出来ればそうしたい
けど、足つきの悪化はもちろんステアに少し神経質さが出るのでドウッ!だろう。
まぁせっかく車高調整できるようにしたので暇があったら色々試してみます。
普通のバイクなら少々サスセッティング変えてもそこまで分からないのにVTRは滅茶苦茶分かる。
良くも悪くも面白いっすよねこのバイク。