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今日は
四天王のうち最強の


スイングアームピポットシャフト


のメンテナンスです。

SRではここの固着は非常に有名ですよね。知らんかった?
わしは初めて経験したときに「はぁ?」って仰天したよ。
なんせ 僕は アマチュアだからな…!


190803-0.jpg

このSRの場合はグリスは入っていたのでラクな方だとは感じていました。
(スイングアームのベアリングカバーのパッキンがずれてグリスが出ていたため、注入して
あることは確認できました)

ニップル用のメクラボルトを適当な凹頭のボルトに差し替えて、スライディングTバーの柄で
叩いていきます。

トンテンカン

トンテンカン

ガンガンガン

ドッキャン ドッキャン


ガンッ ドガン!ガンッ!!! 



190803-1.jpg

取れました。
1kgハンマーで30分ほど格闘しました。
左側から打ち込んでいったら中に潜ったところで止まってしまったので、右から打ち抜いたら
比較的すんなり抜けました。左のネジ部分が少し曲がってるのか?w


190803-2.jpg

完全に焼きついとる。

このシャフトと、それが入るブッシュはどんなSRでも2~3年くらいで必ずといっていいほど焼きつきます。
今回のようにグリスを補充していても着脱に難儀することが多い。
自身SRのこの部分は6台しか触っていませんが、全部焼きついていました。うち2台はスイングアームを
切るか悩むほどの固着でした。



190803-1-2.jpg


普通ならこういった問題を認識したら改良をしますが、SRというバイクは異常で、最初期型を除いて
以降40年間もパーツが変わっていません。

33Y-22141-00 シヤフト,ピボツト 5,281円
33Y-22124-00 ブツシユ 2     3,694円

(2019年時点での価格)

このパーツナンバーで約40年間です。インジェクション化しても同じ。

さすがにもうずーっと言われてる欠陥なんだから、普通はパーツの細かい設計を見直すとか素材の
吟味とかするじゃん。ヤマハってなんなのさ。ホンダならすぐに改善されるのに。
皆さんヤマハにちゃんと言わないとね、「このバイクはそんなもんだ」で流してるとダメよ。


190803-3.jpg

綺麗にしました。手作業では大変だったので旋盤を使いました。


190803-5.jpg

虫食いは完全には除去できませんが。
経験上、こういった高負荷が掛かるシャフト類を綺麗にする際は出来るだけ鏡面に近い状態に研磨
すると焼きつきにくくなります。クロスハッチがあったほうが良さそうだけど逆みたいよ。
まぁ素人がやる「クロスハッチもどき」なんてただの傷だもんね。



190803-4.jpg

ブッシュの内面も綺麗に。
ここも旋盤を使いました。
これらシャフトとブッシュを研磨してたら尋常じゃない量のダストが出ました。しにたい。

あとシャフトが両切りなのはなぜ?コスト?
せめて片方を逆ネジにして欲しい。
190803-10.jpg
グリスを塗って復元したらグリスを入れますが、図のような構造になっているのでグリスガンで
押し込んで反対側からグリスが出ればOKです。

今回はスイングアームの中のグリスは除去せずにウレアグリスを塗布して組んで、グリスガンでも
ウレアグリスを押し込んでおきました。
ウレアグリスは防水性が高く、極圧性も高いので焼きつきにくくなります。如何せん高価なので
メーカーの指定グリスになっていません。

ちなみにウレアを使う前までは「ウエダレーシング」の特製リチウムグリスを愛用していました。
防水性は普通程度ですが極圧性がピカイチで重宝しました。
今でもどこかで売ってるのかなあ?



190803-6.jpg

スイングアームを取り外すついでにブレーキペダル周りのチェック。
ブレーキペダルシャフトASSYのストッパーのネジの出代ってこんなんだっけ?
ってよく見たらスプラインが1山ずれてるじゃん。


190803-7.jpg

勘合位置を直したら今度はこのくらいネジを上げないとペダルが適正位置になりません。

つまりブレーキペダルシャフトASSYが大きく曲がってるということ。


190803-8.jpg

面倒なので丸ごと良品中古と交換しました。
これも僅かに曲がってるみたいだけど断然マシ。


見えない部分から見えるところまでとにかく大変なバイクです。
正直言ってもう疲れた。
 
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