最近急に出てきた中華FCRについて書いておこうと思います。
現時点ではさすがに尼やオクでも出品BANされつつありますが。

↑これです。
非常に酷似していてライセンス商品じゃないの?って思うほど。
でもFCRに限っては純国産しかないはずです。FI主流の今となっては数も出ないから他所で作らせる必要もない。

中華でのラインナップは全部これです。
・スモールボディはチョークが付いている
・スモールボディはワイヤー受けが汎用型
・ラージボディのワイヤー受けは上引きタイプ
・スピゴットが全て異なる35までのスモールボディはワイヤー受けが汎用標準で、37以降のラージボディは上引きタイプに
なっています。このワイヤー受けはBMW用だと思います。
少なくとも下段中央のFCR39はR100RS用のFCR39のフルコピーなので、R100RSにポン付けできそうです。アジアではBMWの人気が高く、BMW用にコピーした本体ASSYが余っていて、スピゴットだけ差し替えて
使い回しているんじゃないでしょうか。
幸い加速ポンプノズルは見えるので
加速ポンプは生きているようです。肝心要の浮動バルブがあるかどうか分かりませんが、あったとしてもマトモじゃないでしょうね。
構成部品の中で一番高精度で凝ったパーツなので、易々と作れるもんではない。
本物を持っている人なら色々おかしいことが分かるはず。
ガソリンの入り口が亜鉛か何かのニッケルメッキ。本物は真鍮です。
加速ポンプ駆動レバーの軸受けは真鍮になってます。本物はジュラコンです。
他にも色々違いがありますが、全体的な特徴としては
「鋳造が綺麗」ということ。

これが本物ですが、画像のまんまの粗さです。
FCRは特殊なアルミだから外見が少し粗くなりがち。ガワは似せても素材まではコピーできません。