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ワイセコのピストンリングのアップ撮影。

まずはトップリング。

IMG20220709170909.jpg

角が落としてある。
Nマークはあるものの、形状的には特に上下はないように見えます。


IMG20220709170636.jpg

こちらはセカンドリング。
Nマークはあるけど断面形状を見る限り裏表の区別はなさそう(でもNマークに従いましょう)。角は鋭利です。


そんだけ。
ワイセコのリングの裏表が分からなくなった人向けの情報かな。
 
      
最近急に出てきた中華FCRについて書いておこうと思います。
現時点ではさすがに尼やオクでも出品BANされつつありますが。

190926-Keihi-FCR-1.jpg

↑これです。
非常に酷似していてライセンス商品じゃないの?って思うほど。
でもFCRに限っては純国産しかないはずです。FI主流の今となっては数も出ないから他所で作らせる必要もない。


190926-Keihi-FCR-28-33-35-37-39.jpg

中華でのラインナップは全部これです。

・スモールボディはチョークが付いている
・スモールボディはワイヤー受けが汎用型
・ラージボディのワイヤー受けは上引きタイプ
・スピゴットが全て異なる


35までのスモールボディはワイヤー受けが汎用標準で、37以降のラージボディは上引きタイプに
なっています。このワイヤー受けはBMW用だと思います。
少なくとも下段中央のFCR39はR100RS用のFCR39のフルコピーなので、R100RSにポン付けできそうです。
アジアではBMWの人気が高く、BMW用にコピーした本体ASSYが余っていて、スピゴットだけ差し替えて
使い回しているんじゃないでしょうか。

幸い加速ポンプノズルは見えるので加速ポンプは生きているようです。

肝心要の浮動バルブがあるかどうか分かりませんが、あったとしてもマトモじゃないでしょうね。
構成部品の中で一番高精度で凝ったパーツなので、易々と作れるもんではない。



190926-Keihi-FCR-2.jpg

本物を持っている人なら色々おかしいことが分かるはず。
ガソリンの入り口が亜鉛か何かのニッケルメッキ。本物は真鍮です。
加速ポンプ駆動レバーの軸受けは真鍮になってます。本物はジュラコンです。
他にも色々違いがありますが、全体的な特徴としては「鋳造が綺麗」ということ。


190926-Keihi-FCR-3.jpg

これが本物ですが、画像のまんまの粗さです。
FCRは特殊なアルミだから外見が少し粗くなりがち。ガワは似せても素材まではコピーできません。
 
      
SC-PROJECTのマフラーの真贋の見分け方。
簡潔に以下の画像で。


sc_answer.jpg


ニセモノは大抵ロゴに粗が出ます。
ロゴタイプというのものが実は「デザイナーが一文字づつ作字している」ことを知らないので、
安直に似たようなフォントを流用してくるからです。

一般の方と話をしていてもズレが出ることが多いです。私たちから見れば全く異なるものが、普通の人の
目で見ると同じに見えてしまうようです。でも上記の画像の部分指摘で誰しも違いに気付くはず。
結局は「一部が似ていれば全部同じだろう」という思い込みに支配されているだけです。


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↓ただし最近はロゴが精巧なFAKEもあります。でもこれは恐らくロゴ部分のみ合成した画像で、
現物は全く異なるんじゃないかな。
fake-sc.jpg


そもそも本物はチタンで、ニセモノはステンレスだから別物なんですよね。

まぁ最初からコピーしやすいものを作ったり、やたら利幅が大きそうなブランディングをしたり、そのくせ
ロゴ造りを適当にしてるメーカーもたいがいだと思うw そんなんだからコピーが蔓延する。
 
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