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このブログを見た人は140年以内に100%死ぬ
      
スピードプレイからカチカチ音が出始めたのでメンテナンスします。

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5~6年に一回は起こりますが、原因は大体分かってます。


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ヒートガンで温めます。ヒートガン便利なのでおすすめ。


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温めたらボウタイのキャッチのトルクスを緩めます。トルクスドライバーはブランド物を使いましょう。
このトルクスはかなり硬いのでしっかり温めないと簡単に舐めます。


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外れました。ゼロは初期のものと異なりバネとの当たり面にもしっかり金具が埋まってます。
むしろ初期のやつがなぜ金具が無いのか解せませんが、スピードプレイ自体がLOOK方式を逆転させた
ようなシステムなので、実際には「ペダルがクリート」になります。
LOOK式のクリートのようにペダル側も使い捨てる感覚だったんでしょうかね。


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この金具には右と左の区別があります。
べつに左右共通でよくね?って思うけど、ほら、アメリカ人って左右対称が好きだから


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高強度タイプのロックタイトを使います。
パーマテックスでもいいんですが、パーマテックスは塗装を容易に溶かすので購入はおすすめしません。


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金具のところに塗ってしまいます。
カチカチ音の原因はここだから。
なぜか分かりませんが、大抵はシャフトではなくこの金具のところで異音が出ます。どうなってるんだろう。


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復元します。
今回このメンテナンスで1日だけ異音が消せましたが、2日目にはまた出始めました。
1日目は消せたということは金具が原因で間違いないのですが、7万kmは使ってる個体なのでいくら
メンテナンスしようが限界なのかもしれません。
念のためシャフトのグリスアップをして、ダメなら捨てる覚悟で金具部分を接着してしまおう。


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おまけ。KG555のシフトがうまく調整しきれずにおかしいと思ったら。


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10速コンポなのにスプロケだけ11速でしたというオチ。
これで400kmは走ったんですけど。末恐ろしい。意外と間違っちゃうもんですね。
全部11速にしてしまえばいいんですが、まだ手持ちの10速チェーンが使えるので変えない。

とっくに12速も出てるって?いらないです。ホント。11速の12-27T付けとけば十分以上でしょ。
チェーンリングを含めた全機材更新になるのできついっすよ。9→10→11速のときとは全く異なります。
これに加えてフレーム買い替えになるディスクブレーキを流行らせようとしてるんだからアホかなって。

      
メンテナンスカテゴリ。
ほぼ毎日普通に走ってます。血栓の問題は今のところなしですが、脚の血栓はすぐ解消される
わけじゃないのでベストな調子ではないです。


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この日もCAYOで。
若葉台TTは相変わらず8:10程度。心拍数を概ね172までに制限しているので7分台はちょっと厳しい。
たまに速い人がいて、心拍縛りさえ解き放てばすぐに超せるのになあというときもあります。
でもマジで死ぬかもしれないのでそんな勇気は出ません。
VO2MAX領域をあまり多く使ってないので心肺ストレス耐性も下がってきてる感あります。


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ふつーに夏着で。暖かかったり真冬みたいになったり。
そういう気候のときに脚の血栓が肺に行ったので気をつけよう。


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磨り減ったシューをやっと交換しました。
すでにボロボロと磨耗してきていますが、リムがまだ新しいのでしばらくは磨耗速度が速いです。


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左右差が大きい問題については左右バランスの調整ネジを大きく動かして、


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右と左のシューの上下位置をわざと大きく変えました。テコ比を変えたわけです。
減りが少ない方の右側はテコ比が大きくなる方向で、左側は逆で。
イレギュラーな調整方法ですが、これで右側もよく削れるようになりました。
少し削れ過ぎてるように見えるのでもう少し戻す方向で調整します。

ここの調整ネジってイマイチ分かりませんね。シマノの説明書にも明確に記載されていません。
基本的に弄らないのが鉄則ですが。
いつか分解して原理を見てみるか。

いつかとは言ったが何時とは言っていない…
 
      
CAYOのシフトがあまりにおかしくて、アレ(ワイヤー断線)の予兆にしか見えなかったんですが、
フードをめくって「ブチ切れポイント」を見てもササクレなし。なんじゃらほい。

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ここですね。2010~2014のウルトラシフトはこの部分でワイヤーが切れます。
前回切れたのが2016年で、このときはチェーンの固着も同時に起こしたので帰宅に難儀しました。



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プーリーを見てみる。

あー。 あー…


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ここで切れたか…


ついでに完全分解して点検清掃しましたが、特に磨耗してたりってことは無かったです。
この年式のウルトラシフトは初分解でしたが簡単ですね。身構えてたのに拍子抜けしました。


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勢いでRDのメンテナンス。通称お寿司RD。


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めっちゃ使い込んでますんで。


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外側のパンタグラフを外しました。内側のパンタグラフはカシメてあるので非分解です。


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極薄ブッシュが打ち込んであって耐摩耗性を確保してるんですね。
とにかくブッシュが薄い。イタリア人ってこういうところを凝るよなあ。


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ナックル部分のケージが取り付いている部分を分解します。
シマノで言うBテンションにあたる機構が仕組まれているところ。


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6年もの間、雨風雪汗の中で相当酷使してるので、サビとかすごいだろうと思ったら全く何も
ありませんでした。ものすごく綺麗。
ここに限らず全くガタが出ていないです。RDって丈夫だよねと。


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組み立てるにあたって迷う。
バネを挿す穴はどれが正しいんだ??
色々考えて、一番テンションが強くなる側に挿して組み立てました。
Bテンション強めが好きなんです。っていうか強めないとチェーンサック起こすから。

滅多にやりゃしないフルメンテナンスをしてみましたが、シフトの不具合は完全には直りませんでした。
CAYO特有のこの問題。なんやろなあ…w
 
 
      
つづき。

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ヘッドのベベル構造部分のベアリングも交換します。大きい方は6200zzで、小さい方は
ローターと同じ608zzです。
大きい方のサイズは一般的なディスクグラインダーと少し違うようです。


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小さい方はスッと抜けますが、大きい方は簡単には抜けません。
べべルギア側からプーラーでまとめて抜きます。なんかバキバキ言うけど気にせず抜け。


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抜けました。


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一般的なディスクグラインダーはサークリップなどで固定されるようですが、DGD-100Cはプッシュナットでした。


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この部分で固定されていますが、着脱するごとに軸側も磨耗するので、着脱可能回数は10回が
限度かなと思います。こういった部分に使い捨て設計を感じます。


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抜いた古いベアリング。ガタガタですが壊れてはいない。
グリスは先ほどの試運転の前に試しに詰めたもので、ばらした直後はカラッカラでした。
つか、最も過酷なこの場所を片シールドにしている意味がさっぱり分からないです。
コストダウンか中国工場で適当に組み付けたか。たぶん後者では?w

片シールドなんてありえんから両シールドに替えますよ。


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プッシュナットを差し込んで


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10mmのディープソケットで叩き込みます。


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できたよ。楽勝だね。

試運転して問題ないことを確認。
新品時からチャイナのオンボロベアリングだったから、動作音が少し静かになりました。
ただまぁ替えブラシ問題もあるし、本格的に壊れて捨てることになるのも時間の問題だなー。


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修理と関係ないネタです。
ガードを手でくるくる動かせるようにネジ1本にして、間にゴムを挟んでます。
ゴムでテンション掛かってるので緩みません。
使いやすくなるからおすすめ。
ちなみにこのゴムはロードバイクの廃タイヤです。バーストしたアルトレモ…
ホムセンで売ってるナイロンワッシャーでも良いと思います。

以上でした。
 
      
愛用のディスクグラインダが不安定になり、「ギュ! ギューン! ガッ! ギュ! ギューン!」って
言い始めたので修理しました。

長くなるので2エントリに分けています。

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公式画像が無いのでヤフオクからお借りしました。

東芝のDGD-100Cという機種です。この機種は流麗な樹脂ボディのソフトな見た目で人気があったのですが、
そのわりに煩いとか色々悪評があって。でもなんとなく買ってしまったのです。買ったのは15年前かなあ。
確かに煩いですこの機種。使い古したものみたいにガーッって音立てて粗く回る。
そもそもディスクグラインダー作業なんて煩いものだし、マイクロメートルの精度は求められないものだから
オッケーだけどね。

東芝はすでに電動工具事業から撤退してるので結構困るw
事業やってた頃は国産電動工具取扱店で気軽にパーツ注文できたんです。
まぁDGD-100Cなんて使い捨て設計なのかパーツの設定自体がほとんど無いみたいですけど。

あと、同社が電動工具事業から撤退するときに各所でかなり値引いたセールをしてたと思います。
各店揃ってのセールには理由があります。気をつけましょう。
私は普通に6000円くらいの値段で買いましたが。。


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ばらしました。簡単。
ヘッド部分はベアリングガリガリですが…大きなトラブルになるほどではないですね。


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まず疑うのはブラシ。これも問題ないです。
残量結構あります。
ちなみに交換用ブラシは存在しないので、減ったら丸ごと捨てるか、他メーカーのブラシを加工したりして
流用するしかないようです。その点で使い捨て設計です。
これ東芝が事業してるときからパーツ設定が無かったと記憶しています。
替えブラシがないという情報は持ってたのですが、買うときに忘れててうっかりちゃん。


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ローターもコイルも特に問題なし。

ヘッドのベアリングを軽く洗ってグリスを入れて、もう一回組み立てて回してみました。


ギュ! ギューン! ガッ! ギュ! ギューン!


ガッ! ギュ! ガチッ! ガッチン!


シュー…

シーン…



逝った…


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なんやねんってもう一回分解したら。
なんかパラパラって一杯落ちてきた。


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はぁ!?

ここのベアリングが逝くか?


ここは特に過酷な場所じゃないじゃん。。


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ビックリです。
早速ベアリング買いました。型番は608zzです。非接触両シールドね。
元々は謎のチャイナベアリングですが、今回はKMTにしました。安いけど悪い話も聞かないので
品質は充分でしょう。

しかしチャイナ品質ひどいよ。っていうかこれ使う東芝さんさぁ。。


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壊れた側はナットで留まってるだけなので交換は簡単でした。


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反対側は軽圧入だったのでギアプーラーで外します。


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新品の単列深溝玉軸受ほど気持ちよいものはない。


その②に続く。
 
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